ぼくのことを「前しか見ない人だね」って
いつもいつも言ってたあなたはもういない
確かに駅の改札抜けるとまっすぐ階段上っていった
そういえば後ろ振り向くなんてなかったね

あなたがいなくなってはじめて思ったこと
あなたの視線背中に感じていたからぼくは
まっすぐ前を向いて歩いてどこまでだって行けたんだ
あなたはだけどきっときっと寂しかったんだね

振り向かなかったんじゃない 振り向けなかったんだ
振り向いたらそれっきり 前を向けなくなるから

ぼくのことを「不思議な色の人だね」って
いつもいつも言ってたあなたは今はもういない
確かに遠い旅路の果ての小さな丘を想っていた
そういえば風のささやきだけ聴いていた

あなたがいなくなってはじめて思ったこと
あなたの温もり左に感じていたからぼくは
遠くの空を見つめたままでいつまでだって話せたんだ
あなたはだけどきっときっときっと寂しかったんだね

振り向かなかったんじゃない 振り向けなかったんだ
振り向いたらそれっきり 前を向けなくなるから

ぼくのことを「前しか見ない人だね」って
いつもいつも言ってたあなたはもういない