ぼくの部屋から 見える景色は
いつもと変わりは しないけれど
雲間の日差しに 思わず誘われて
春まだ浅いというのに 梅の花びら風に散っていく

ぼくはこれから いくつの季節を
くぐり抜けて 生きていくだろう
とりとめもなく ぼんやり眺めていたら
思いもかけずに突然 日差しの中を雪が降ってきた

不思議な不思議な 春の午後
不思議な不思議な 春の景色
散っていく散っていく 白い花びら
いつまでも降りやまぬ 雪の花びら

ぼくの隣で 父も見ている
黙ってふたりは 見つづけている
ふっとこころに よぎる予感がある
この日の景色をいつまでも ぼくは忘れはしないだろう

不思議な不思議な 春の午後
不思議な不思議な 春の景色
散っていく散っていく 白い花びら
いつまでも降りやまぬ 雪の花びら