そのときぼくのほかには 誰もいなかった
ぼくはひとりだけど いま生きていると思った
天を仰いで声絞りだし 叫んでみたけど
のど張り裂けんばかりに 叫んでみたけれど

耳を澄ましても こだまさえ返ってこなかった
ぼくの声はどこまで 届いただろう

世の人はわれを 何とも言わば言え
我が成すことは 我のみぞ知る

誰にもひとりにひとつずつ いのちがあるように
ぼくにもたったひとつだけ 果たすべき使命がある
行くてはあまりに広すぎて そしてあまりに遠すぎて
どこまでたどり着けるか ぼくには分からないけれど

この道を行くことだけは こころに決めている
たとえ途中で倒れても 前を向いて倒れたい

世の人は我を 何とも言わば言え
我がなすことは 我のみぞ知る
我のみぞ知る