いつもの朝 いつもの景色
眠い目をこすりながら
なにもかわらない朝が今日もはじまる
(おはよう)誰かがいるわけでもなく
あいさつをしてみる ルルル・・・
それなりに一生懸命生きて生きてきた
毎日がそれなりに楽しかった
ふとむなしくなる瞬間
自分に問いかけてみた
「一生懸命生きているよね」
「今の自分でいいんだよね」
問いかけてはみたが
だれも答えてくれない
いつもの朝 いつもの景色
朝日がとてもやさしく
すがすがしい風の朝で今日がはじまった
「おはよう」 どこかで
「おはよう」 どこかで・・・誰かが「おはよう」と
こたえてくれる
だれだれだれ、どこどこどこ
あなたにあいたくて
あなたにあいたくて心がはずむ
心をしずめて耳をすませてみる
心の中でたしかに声がした
「ずっとずっと待ってたよ」
大粒の涙がとめどもなく
あふれてきた
喜んでいる自分が
ここにいる ここにいる